医療的ケア児と障害児の違いとは?わかりやすく解説
「医療的ケア児」と「障害児」。
似たような言葉に感じますが、
実際には少し意味が違います。
ニュースや福祉の話題で「医療的ケア児」という言葉を聞く機会が増えてきましたが、
医療的ケア児とは何なのか
障害児との違いは何なのか
同じ意味なのか
分かりにくいと感じている方も多いと思います。
この記事では
医療的ケア児の定義
障害児との違い
実際のケース
について、わかりやすく解説します。
医療的ケア児とは
医療的ケア児とは、
日常生活の中で医療的なケアが必要な子どものことを指します。
医療的ケアとは、本来は医療機関で行う医療行為ですが、
それを家庭や学校など生活の場でも日常的に行う必要がある状態をいいます。
代表的な医療的ケアには次のようなものがあります。
気管切開
痰の吸引
人工呼吸器の管理
経管栄養(胃ろう・経鼻胃管)
酸素療法
導尿
こうした医療的ケアを日常的に必要とする子どもが
医療的ケア児と呼ばれています。
障害児とは
一方で、障害児とは
身体や知的、精神などの障害がある子どもを指します。
例えば
身体障害
知的障害
発達障害
重症心身障害
などがあります。
つまり障害児という言葉は、
障害の状態を表す言葉です。
医療的ケア児と障害児の違い
医療的ケア児と障害児の違いを簡単にまとめると、次のようになります。
医療的ケア児
→ 医療的ケアが必要な状態
障害児
→ 身体や知的などの障害がある状態
つまり
医療的ケア児は「医療行為が必要かどうか」で分類される言葉
です。
医療的ケア児は障害児なの?
ここは少しややこしい部分です。
結論から言うと
医療的ケア児の多くは、障害も併せ持っています。
そのため
医療的ケア児
障害児
両方に当てはまるケースも多くあります。
ただし
必ずしも完全に同じ意味ではありません。
医療的ケアが必要でも
障害の程度や種類はそれぞれ違います。
我が家の場合
我が家の子どもも医療的ケア児です。
主に必要なケアは
気管切開
吸引
経管栄養
です。
生まれてからしばらくは
経鼻胃管で栄養をとっていましたが、
2歳半のときに胃ろうを造設しました。
また、我が家の子どもは
身体障害者手帳1級も取得しています。
そのため
医療的ケア児
障害児
両方に当てはまるケースになります。
医療的ケア児と障害児は
完全に別のものではなく、
重なっている場合も多い
というのが実際のところです。
我が家もまさにそのケースです。
よくある誤解
医療的ケア児について、
よくある誤解があります。
例えば
常に入院している
外出できない
普通の生活ができない
と思われることです。
しかし実際には
自宅で生活し
外出し
保育園や学校に通う
子どもも多くいます。
医療的ケアは必要ですが、
生活そのものがすべて制限されているわけではありません。
医療的ケア児を取り巻く社会
近年、医療的ケア児を取り巻く環境は
少しずつ変わってきています。
2021年には
医療的ケア児支援法が施行されました。
これにより
学校での受け入れ体制
地域での支援
家族へのサポート
など、社会全体で支える仕組みが整えられつつあります。
まだ課題も多いですが、
少しずつ理解は広がってきています。
まとめ
医療的ケア児と障害児は、
似ているようで少し意味が違います。
医療的ケア児
→ 医療行為が日常的に必要な子ども
障害児
→ 身体や知的などの障害がある子ども
多くの場合は重なりますが、
同じ意味ではありません。
このブログでは
医療的ケア児との生活や旅行について、
実体験をもとに発信しています。
「いつも通りのケアのまま非日常へ」
そんな視点で、
医療的ケア児との暮らしを紹介していきます。