医療的ケア児に旅行は必要?我が家が月1回出かける本当の理由【綺麗事なし】
「医療的ケア児に旅行は必要ですか?」
正直に言えば、必須ではありません。
行かなければいけない理由もありません。
それでも我が家は、子どもが生まれたときから
“月1回は必ず外に出る”
と決めてきました。
理由はシンプルです。
親が潰れないためです。
医療的ケア児の生活は、想像以上に張り詰めている
吸引、注入、体調管理、感染対策。
常に気を抜けない日常。
2歳を過ぎるまでは、ほぼ毎月入院していました。
感染症のときは付き添い入院。
それ以外はお預け入院。
お預け入院のときも毎日1時間は面会に行っていましたが、
常に一緒にいるわけではありません。
「今頃どうしているかな」と思いながらも、
看護師さんが娘のことを覚えてくれていて、安心して預けられていました。
正直に言います。
付き添い入院は本当にきつい。
固い簡易ベッド。
ほとんど眠れない夜。
常に張り詰めた緊張。
親の体力は、確実に削られます。
だからこそ、お預け入院のときは
少しだけ外食に行ったり、短時間でも外の空気を吸いに行ったりしました。
罪悪感よりも、
「これでまた頑張れる」
という感覚の方が強かった。
旅行で子どもが劇的に変わったか?
ここも正直に書きます。
わかりません。
旅行に行ったからといって、
好きなものが見つかったとは言えません。
むしろ、出かけたことが体調を崩すきっかけになったこともあったと思います。
だから「旅行は成長に必要」とは言いません。
でも、やめなかった。
なぜ医療的ケア児と旅行を続けるのか
理由は二つあります。
① 可能性をゼロにしたくない
子どもが自分から「行きたい」と言えない分、
景色、音、空気、人の気配。
何かに触れる機会を、ゼロにはしたくない。
何も変わらないかもしれない。
でも、閉ざしたくない。
② 親が倒れたら、この生活は続かない
これが一番大きい。
医療的ケア児の子育ては、
親の体力と精神力で支えられています。
閉じこもり続ける方が、私たちにはきつかった。
人の目が気になることもあります。
医療機器を積んだベビーカーを見られることもあります。
それでも出ます。
親が倒れたら、この生活は終わるから。
医療的ケア児の子育ては、
「親が我慢し続けること」ではないと、私は思っています。
医療的ケア児に旅行は必要か?我が家の答え
必須ではありません。
でも、
“家族が続けるための選択” として、我が家には必要です。
完璧な旅行じゃなくていい。
大きな成長がなくてもいい。
親が少し笑える時間があるなら、それで十分意味がある。
もし今、
「出かけたいけど怖い」と迷っている方がいたら。
大きな一歩じゃなくていい。
まずは近場でもいい。
親が呼吸できる時間を作ることは、
わがままではないと思っています。
※我が家が旅行前に確認していることや、実際に持って行っている持ち物は別記事にまとめています。
不安がある方は、具体的な準備もぜひ参考にしてください。