医療的ケア児と外出する挑戦。体験させたい想い
娘は36週で計画出産。
お腹の中では約1,900gと言われていましたが、
生まれたときは約2,200gでした。
生後すぐ黄疸の治療を受け、
1か月頃に動脈管開存症の手術、
2か月半〜3か月頃に気管切開をしました。
生後3か月間はNICUで過ごし、
その後GCUと行き来を繰り返しました。
退院は4か月目。
退院前には人工呼吸の管理方法を学び、
付き添い入院で丸一日ケア体験もしました。
娘は生まれたときから哺乳が弱く、
ずっと経鼻胃管で栄養をとっていました。
抜けたり交換したりするたびに、
お互いに大変な日々を過ごしていました。
体重も思うように増えず、
退院時4か月で6kgに満たなかったと思います。
手術時に反回神経麻痺も起こり、嚥下の経過も不安定。
将来口から食べられる可能性を広げるために、
2歳半で胃ろうを造設しました。
退院後は、1歳頃まで吸引は1時間に2〜3回。
夜間も対応し、体力がつくまで頻繁にケア。
風邪や感染症で入退院を繰り返し、
夜は毎晩モニターで心拍数と酸素濃度を確認しました。
外出時には酸素を持ち歩き、
宿泊先や飛行機ではメーカーに相談して設置してもらいました。
初めての外出は近所の公園。
その後、軽井沢や金沢など短時間の旅行も経験しました。
準備しても想定外のことは起きますが、情報があるだけで判断や選択肢が変わります。
娘は、できないことのほうが多い子です。
外出すれば周りに迷惑をかけてしまうこともあるかもしれません。
それも理解しています。
しかし、家の中だけで完結させる人生にしたいとは思いません。
できる範囲で、無理のない形で、
体験の幅を広げてあげたい。
そう思って何度も検索しましたが、
情報は少なく、
「医療的ケア児」という言葉も
社会にはほとんど浸透していません。
私自身も娘が生まれるまで知りませんでした。
だからこそ、
ないなら自分が残そうと思いました。
要求ではなく、
誰かの判断材料になる情報として。
同じ立場のご家族にも、
受け入れてくださる施設や企業にも、
少しでも伝わる形で。
このブログは、そのための記録です。